アルレキナーダ

道化師と金平糖
1258719799全幕で上演されることがほとんどない作品でも、コンクールやガラ・コンサートで踊られる作品は多い。「アルレキナーダ」もその一つ。道化人形のような衣裳のパ・ド・ドゥ、あるいはパ・ド・トロワで踊れているのを観たことがあるが、原作やあらすじはよくわからない。その昔みた公演のプログラムをひっくり返してみたが、『1900年初演、プティパ振付のコメディバレエ、19世紀半ばのパリを舞台にアルルカンとコロンビーヌが活躍する、明るく楽しいバレエ』としかなく、やはり詳細は不明だ。

アルルカンと言うのだから登場人物は道化師なのだろう。女性の衣裳もくるみのコロンビーヌとか、ペトルーシュカのバレリーナ人形のようなデザイン、と記憶している。
クライアントさんのオーダーは「ピンク色。金平糖にも使えるような感じで、あとはお任せします。」というもの。

いろいろ考えたのだけれど、道化っぽさと金平糖のツンツンしたイメージを重ね合わせて、ダイヤ型や剣先型をデザインしてみることにした。