ライモンダ 大海に漕ぎ出すようような…今年最後の制作仕事になる嵐閧フライモンダ。オリジナルは、去年制作したのだが、とにかく時間がかかったのを覚えている。市販のモチーフを使わず、すべて手で作ったという事もあるが、手縫いのストーンやビーズ刺しもふんだんに使ったからだ。 コンクール用のオーダーということで、今月の初めには仮縫いをし、他の衣裳と並行してボディの土台だけは作っておいてある。飾りはこれからだが、スカートの飾りに時間がかかるので、とにかくスカートから取り掛かる事にする。 たいていの衣裳と同じく、円形のオーバースカートを裁断し、スパンコールをのせながらブレードをたたく。これから先は、まずモチーフを作らなければならない。細かいカーブを描きながらの鋏使いは、神経も使うし、肩も凝る。前回、手に鋏胼胝ができたのを思い出した。これからの作業を考えると、大海原にボートで漕ぎ出していくような気分になる。 投稿ナビゲーション バヤデールライモンダ