役人的お詫び方法論

日本郵便配達遅延パニックの結末
昨日、ポストに1枚の紙が入っていた。
『日本郵便からのお詫びとお知らせ』とかかれた紙。今月初め、ペリカン便との統合で大規模な遅配状態となった事に対する詫び状だ。

日頃こちらからの発送については、日本郵便は使っていないが、今回、こちらへの到着物で、この遅延パニックにひっかかったと思われる荷物があった。
それは、ヨーロッパからの荷物で、先方が2個口で発送したというのに、1つ目だけが月曜日に届き、2つめはその週の金曜日、それも夜の遅い時間に届いたのだった。当初は税関で留まっているのかとも思ったが、どうやら日本国内に到着してから、例のパニックに引っかかってしまった、というのが真相のようだった。

それに対してのお詫び状がポストに入っていたというわけだ。年賀状の時期なんかにはポストにチラシが入っていたりするから、郵便物配送のついでに全世帯に投函したのだろう。
それにしても、このチラシの製作コストはバカにならないだろうし、はっきりいって、実際に被害があった利用者にしてみれば、チラシをもらったところで怒りは収まらないんじゃないだろうか? ””とりあえず謝っておけばいい””と、記者会見で頭だけ下げるお役人様の図と重なるような…..。

そして今日、またもや同じチラシがポストに入っていた。

実は先週、レンタル利用者からの返却が1日遅れた事があった。先方に問い合わせたところ、荷物は嵐闥ハり20日に発送されていて、伝票の到着嵐闢?ヘ21日と書かれていたにもかかわらず、結果的にその荷物は1日遅れの22日に到着した。その荷物が到着した時、配達員は遅延については全く振れず、ただ「ハンコ」をもらって去っていった。

こうなると、逆に利用者をバカにしているのか….!、と思ってしまう。
ゆうぱっくに大規模な遅延が発生したのは、ペリカン便と統合した初日=7月1日のはず。それは数日続いたが、その後、遅れは解消した、とされている。3週間も経った今になってなお、遅れが発生し、かつ現場の配達員はそれを伝えずにただ荷物を置いていき、その後、詫び状をポスト投函…..って、これじゃあ、誠意も何も感じられませんって。

人間のやることだから、当然失敗することはある。問題はそれがが発生した時にどう対処するか、だ。今回の日本郵便の対応は、まるでお役人様が上から目線で「どーっもスイマセンでしたっ!」と心にもない言葉だけを吐き捨てているようで、どうにも後味が悪く、また、この国のよろしくない””役人体質””の根深さを垣間見たようで、暗澹たる気分になった。”