さくら 二者択一タリスマン以来、ジョーゼットづいてる…。 今度は『桜』をイメージしたドレス。ポアントを履くものの、現代物の創作作品で、シンプルでラインの綺麗な感じで、というオーダー。布の動きを生かすべく、素材はジョーゼットの一重、アンダーバストやウエストに切り替えを入れない、というクライアントさんの希望で、2案を用意した。ひとつ目は、接ぎを脇だけにして、全体をバイアス裁ちにしたもの。もう一つは、前3枚、後ろ4枚の7枚接ぎでプリンセスラインをいれたもの。 前者の方が、身体のラインに自然にフィットして、シルエットが綺麗、でも身体にフィットするって事は、例えば、お腹が出てたら見えてしまうし、逆に細すぎてメリハリがないと貧相な印象になる…..。後者の方が、シルエットとしては単純でストンとした感じに映るけれど、接ぎ数が多い分、裾の動きが可憐。ダンサーの体型は選びにくいか…..。 なんて想像しながら、実際に振り付けの先生にこのサンプルを見ていただいた。結果は後者の採用、となった。不思議なことに、結果が出ると、なんとなくボツになった方が素敵だった気がしてくる。スポーツなんかを見ていても、つい負けている方を応援したくなる心理と同じ…?かな。 投稿ナビゲーション ジョーゼットのワンピースニットのワンピース