慇懃無礼なお知らせ

言い訳だらけの上から目線
工房が入っているビルの管理会社から、6枚にもなるファックスが送られてきた。1枚目は管理会社の頭文、2枚目以降は「電気料金値上げのお願いにつきまして」なる東京電力からのお知らせ。
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『大変なご迷惑とご心配を長期間に亘りおかけしておりますことを改めて深くお詫び垂ｵ上げます』
『効率化の徹底と社内資本の取り崩し….所得不動産・有価証券の売却、関係会社の精算・再編などによる資金確保と共に、賃金のカットや福利厚生の見直し、競争発注の拡大、CM等広告宣伝の取りやめなど徹底したコストダウンへの取り組みを進めております』

『しかしながら収支は大変厳しく、深刻な経営状況を解消することは極めて困難な見通しとなっております』
『誠に垂ｵ訳ございませんがお客様の電気料金の値上げをお願いさせていただく次第です』
『お客様に多大なご負担をおかけしますことは、大変心苦しい限りでございますが、当社がおかれている厳しい経営状況を何卒おくみ取りいただきご理解を賜りますよう、よろしくお願いします』
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ああー、もう、読むのもまどろっこしい。こーゆー文章って、言葉だけは丁寧でも、全然伝わってこない。加えてニュースで伝えられる東京電力の態度ときたら、空いた口が塞がらない。
ここで使ってる電気なんて、家内制手工業に毛が生えたようなモン、使用している電気機器で一番電力を使うのはアイロンだろうけど、毎日使うわけでもない。全体のコストにおける電気料金の割合は、工場なんかにくらべれば格段に少ない、多少値上げされたとしても、まあ、なんとかやっていける範囲ではある。でも、なんだかなー。ああ、読む気もなくなれば、仕事する気もなくなってくる。東京電力の相手を萎えさせるパワーったら、それこそ原発並みに凄いって。