ナントカ商法との遭遇

取材と広告
“突然電話がかかってきた。
「カンパニータンクと垂オます。弊社で扱っている雑誌で、中小企業のがんばっている経営者さんという事で取材をさせていただきたいのですが。」
という用件だった。聞けば、ゲイノー人をインタビューアーに連れてくるのだそうだ。
「今回、インタビューアーを担当しますのは時東ぁみさんです。」
えーっと、誰だっけ? 聞いたことはあるけど、今ひとつ顔がピンと来ない。今、こうしてキーボードを叩いたら””トキトウ””までくると””時東ぁみ””が選択肢として上がってくるから、そのようにキーパンチできたわけで、電話を取ったときは「時任」かと思ってたぐらい。….あ、それはサブローか….. 。

とにかく唐突な話しで、トキトウさんがバレエに明るいわけでもなさそうだし、何を理由にウチを選択したのかワカラナイんだけど、
「お電話でお話ししているだけでも、頑張っていらっしゃる感じが伝わってきます!」
だそうだ。そりゃ、どーも。随分持ち上げてくるなぁ。ちょっとこそばゆいっつーか、気色悪いんですけど…..。

一日で数社を回るのだが、今回はこの金曜・土曜にアポイントを設定したいとのこと。土曜日は原則空けておきたいので、金曜日なら、と返事をする。
すると、
「トキトウさんを使っているということもあり、肖像権等々に対する経費がかかります。」
えっ? 取材を垂オ込む方が経費を請求するって….なんですか? それは。内心は「やっぱりね。」
さて、肝心の金額は7万円!とのこと。

ネットで調べてみたら、こうゆーのって「取材商法」とゆーらしい。「ナントカ商法」というと胡散臭い、悪徳という感じがするが、電話の相手=この会社の営業ウーマンは、一応礼儀をわきまえていたし、必要な説明はちゃんとしていたと思う。(だからこそ丁重にお断りすることができたわけだし)。ま、経営者に取材したいという趣旨にしては、こちらの業種や業界に対する認識が浅すぎて、質問が明後日な感じは否めなかったけど。

考え方としては、ゲイノージンとサシで取材してもらい、それを自社のwebサイトとか広報誌なんかで宣伝ツールとして使う、その広告宣伝費=7万円と割りきるのもアリだろう。それにしても、広告の売り込みなのに、「取材」と称してコンタクトを取ってくるのはどうなの? それに応じていたこちらの時間….うーん、あの電話に応対しなければ、ラインストーンが何個付けられたんだろう…? って考えると、こちらが失った時間の費用を請求したいぐらい。

ま、面白い経験をさせていただきました。世の経営者の皆様もお気をつけ下さい。”