ヘッドピース

幾何学パズル
ココシュニックと呼ばれるロシア風のヘッドピース。型はシンプルなのだけれど、このなだらかでバランスのよい扇形に至るまで、随分試行錯誤を繰り返した。
即ち、3mmのビーズを4つ並べるのか、2mmを3つにするのか、グラデーションを付けるために、2mmを2つ、3mmを2つ、4mmを1つにするのか…それが、1段目2段目と重ねていった時にどれぐらいの高さが出るのか、どれぐらい広がるのか。編み物でゲージをとるのと同じで、実際にある程度作り進めていかないと出来上がりの状態がつかめない。

様々な組み合わせで、今度こそ、と端から作り始める。それでも中央あたりで「ん？　なんかやっぱり違う….」となる事数度。やっと納得のいくシルエットに落ち着き、完成。出来上がってみるとシンプルなのだけれど、ここまでの道程は決して短くはない。