キトリ

魔法の数字
昨年末頃から、5号やSSサイズのラインナップに力を入れるようにしている。小学生の高学年から中学生ぐらい、発負?窿Rンクールでバリエーションを踊る、という機会が増えてくる年齢で、大人と子供の中間、コドナ体型故に、子供サイズでは着丈が足りず、かといって、大人サイズではガバガバ、という子が多い。こんな体型でいるのはほんの一時だけれど、バレエ少女達には需要が高いサイズなのだ。

と、言うわけで今度はキトリ。以前、問屋さんの店頭でスポット品として見つけたケミカルレースを使うことにした。先に素材を決めると、自ずとデザインも絞られてきてすんなりと決まるもの。レースから受けるインスピレーションは、まず「スカートの裾に使おう」だったので、スカートから着手。実はスカラップの山型の数を4なり8なりの倍数にしっくり収めたい思いがあったものの、全体のバランスにも気を使いたいし、まずはやってみよう、的な現場先行で実行してみたら、なんと都合の良いことに48でぴったり。スゴイぞ、4でも8でもどころか12でも割れる、偶然にしても優秀過ぎる結果に、これはお針子の神様が微笑んでるな、なんて思ってみる。