染め職人／2日目

オリジナル色
ライモンダの方は引き続き材料の入荷待ち。今日は手こずることが予想される染め作業に没頭した。
ボディの色は決まっている。綺麗な紅色。それに合わせて2色の染料を混色してチュールを染めるのだけれど、染液の色と実際に染まる色は目視でぎょっとするほど違うことがあるし、グラデーションの入り方も赤が強いと徐々に薄くなる色味はオレンジに転び、ワイン系を強くすると、青っぽい紫に転ぶ。薄い部分を綺麗なピンク系に調整するさじ加減が難しい。染料で色をつくるより、違う色を段階的に重ね染めする方が上手く行ったりする。
何度も試し染めをし、漸く出てきた色。試行錯誤の賜物なので、もう1度同じ色を作る自信はない。そういう意味では、色からして1点もの。