難題

ン十年前の最新
工房を移転して、とにかくバタバタとした毎日を過ごしていたけれど、ようやく””日常””に戻りつつある。針仕事を再開したところで、また、頭がイタイ案件が出てきた。それが照明。
天井をくりぬくように付けられた5点の灯りは、ドイツ語風味で言えば””げみゅーとりっひ””、ほんのりとぬくもりを感じるような、優しい灯りだが、いかんせん暗い。手元作業用のライトを点けても、部屋全体のおぼつかない感じはいかんともしがたい。
電灯自体は5個もあるのだから、その一つ一つを少し明るいものに変えれば良かろう、ぐらいに思っていたが、どうもそうもいかないらしい。

実は先日、リビングで使用していた電灯が切れてしまったので、電気量販店へ替え玉を買いに行ったところ、「現在、製造中止になっている古い型なので、取り寄せることもできません。」と言われてしまったのだ。その旨を物件の管理会社へ伝え、今日は管理会社手配の電気工事屋さんがやってきて、家中の照明を確認してもらった。すると、至るところでン十年前に発売されていた””電球型蛍光灯””が使われており、その多くは、廃盤となっているため、電球の寿命がつきた段階で補充ができない事が判明。まさに””お先真っ暗””な状況なのだ。
ワークルームの照明もご他聞に漏れず、明るい電灯に替えるどころか、替え玉さえない、という事実。
ン十年前に家中の照明に電球型蛍光灯を取り入れていたとは、なんとも進歩的な大家さんである。現在の大家さん宅はすべてLED照明となっているに違いない。
とはいえ、目の前に立ちはだかった照明問題。おそらくそれなりの工事が不可欠となってきそうな様相だが、今のところ、その予定は未定だったりする。”