ミントのチュチュ

スカート
モチーフの配置が決まり、スカート全体に付け終わったので、今度は手縫いの飾り付けに入る。
花のモチーフの中心にミントに染めたパールとペリドット色のラインストーンを付けた後、もう少し光りを足したいと考えた。水面に光りが反射するようなイメージで….。

そこで、レース全体とチュールとの切り替え部分にスパンコールを付けることにした。
蜂の巣状のチュールにスパンコールを付けるには、1回ずつチュールを絡めながら玉留めをしていかなければならない。作業としては単純だが、数があるので、時間がかかる。

無心で玉結びと玉留めを繰り返していると、左掌の中心が、筋肉痛にでもなったようだ。遠い学生時代、ペンを持つ右手には時々あったっけ。今はキーボードを叩くことの方が多いからすっかり忘れていた感覚だ。

終わってみると、1個付けしたスパンコールの数は180個程度だった。思った程の数ではないのに、これほど手が疲労するとは意外だった。