変わるもの、変わらないもの
久しぶりに浅草橋界隈へ仕入れに行った。いつもはクルマを使うのだが、今日は午前中から外出していたこともあり、その足で直行。馬喰町からお目当ての問屋に寄りながら、蔵前までを徒歩で移動することになった。

—-こんなところにコンビニなんてあったっけ? 
—-ここの2Fったら定食屋になったんだ。

歩いてみると、記憶になかったお店が随分増えている事に改めて気がつく。
確かにこのお店じゃなかったけど、以前はなんだったっけ? と、思い出せない一角も多い。

インターネットの普及で、問屋制度や物流が急速に変わっている、と感じる。駅前に軒を連ねていた人形屋さんはほとんど見かけなくなった。明確に覚えているわけではないけれど、アクセサリー屋さんだったところが帽子屋さんになったかと思うと、カバン屋に変わっていた、なんてことも珍しくない。
そんな中で、偶々(?)私が昔から通っていた造花屋さんやリボン屋さんが健在なのは、何か秘密があるのだろうか? 改装して小洒落たビルになったお店もあるが、ガラスの引き戸開けると、土間から畳敷きの小上りが続く、昭和の薫り満載の昔ながらお店が、イマドキのカフェと共存している不思議。