民族調のチュニック

単純故の難しさ
“トラブル続きだった今週のメインイベントは今日の照明合わせ。30分ほどの創作作品で12着ほどの衣裳を担当している。現代的でメッセージ性の強い作品なので、衣裳はできるだけシンプルにする事を心がけた。そのうちの9着が民族風のAラインチュニック。アームホールのお直しをしたヤツだ。これには細身のパンツを合わせる。当初はシルエットだけでエキゾチックな雰囲気が出せるかな、と思っていたのだけれど、ブルーグレーの方は、暗い色の印象が強いのか「給食当番の制服みたい」という事で、襟ぐりにアクセントを付けることになった。

ヘッドピースはイスラムの女性が頭に被るヒジャーブと呼ばれるショールを帽子型に成形したもの。イスラム圏から直輸入されたものを取り寄せ、それをサンプルにして作ってみたのだけれど、ゴムの位置や生地のたるみ方がシニョンに結ったアタマにしっくりこなかったりして、更なる改良を加えている。

今日の照明合わせで、全体のイメージは掴めるだろうけれど、まだまだ改良点が出そう。こういうモノこそ、ナカナカ難しいノダ。

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