一歩一歩

緊急事態宣言が解除された今も、キャンセルの連絡が入る。数ヶ月もの外出自粛に加え、学校の夏休みが短縮され、思うような練習ができないため、予定していたコンクールへの出場を見合わせる、というもの。そうだよなぁ。パフォーミングアートは、本番の客席だけじゃなくて、そもそも舞台を作り上げていく過程が、人が集まり、長時間に渡って汗を流し、繰り返し練習して、というのが欠かせない。ギョーカイはまだまだ凍りついたままなんだよなぁ。

そんな中でも、少しずつ、中止になった舞台の再演を模索する動きも出始めている。レンタル予定だった『ドリーブ組曲』の衣裳。脇や裾でサイズ調整ができる仕様になっていて、ダンサーさんとの試着・仮縫いを済ませ、本番へ向けてお直しをするところでその本番が中止になったのが4月末。そのままにしてしまっていたが、来月早々におさらい会のような形で実施することになったそう。当時、このお直しは私が試着に立ち会えたので、思い切ってアームホールを修正し、付け直す事になっていた。連絡を受け、早速解体に着手。