リフォーム物語

ビフォー・アフター　その2
先週末は、所用で出張していた。土曜日は全国的に天気は大荒れで、出先もこの時期には珍しい寒さだった。
ここのところ、ぐずついた天気が続いていた東京も、今日は気温も上がり、4月の天候だそうだ。今週の金曜日は春分の日を迎える。桜の開花は例年より早いとか。春の訪れというのは、いくつになってもわくわくする。

さて、週が明けて、手がけた仕事といえば、相変わらずリフォームだ。
今回は、キトリのチュチュ。このスカートも新品の時はピン！　と張っていたのに、見る影もなく下がってしまった。スカートのデコレーションがそれほど重いわけではないのに、こればっかりは越年変化で致し方ないのか…..。
バレエ団によっては、衣裳の傷みを最小限にするため、敢えてクリーニングはしないそうだ。確かにその方が衣裳は長持ちするだろうが、不特定多数のお客様にレンタルする衣裳ではそうもいかない。

もともと8段でできあがっていたスカートの間に新しい段を入れ、最終的には11段に。
以前に見かけた衣裳で、最も段数の多かったチュチュは14段だった。これが下がってきたらさらに3段を足せば、また復活するだろうか？　ふーむ、やってみたことがないから何ともわからない。その時が来たら、リフォームするのか、スカートを全取っ替えするのか、また考えることにしよう。